布団の丸洗いをコインランドリーでするメリット・デメリット

家事

肌にふれるものは清潔に保っておきたいし、頻繁に洗えるなら洗いたいけど、自分で洗うのも大変、そこでおすすめしたいのが、コインランドリーでの布団をケアです。

 

ダニやニオイ消臭対策にも効果もあると言われている乾燥機が置いてあるのが魅力です。

  •  コインランドリーで布団を丸洗いするメリット・デメリット
  •  コインランドリーで布団を丸洗いするコツと注意点

 

今回は、コインランドリーの洗濯機で布団を丸洗いするメリット・デメリットと、洗う際のコツと注意点をお伝えします。

 

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コインランドリーで布団を丸洗いするメリット・デメリット

シーツをこまめに洗って清潔に保っていても、目に見えない汗や汚れ、ホコリやダニが蓄積しているのが現実です。

 

布団にはとんでもない数のダニがいて、人間のフケやアカを食べて繁殖します。

丸洗いすることのメリット・デメリットを見ていきましょう。

 

メリット3つ

クリーニングより安く上がる

コインランドリーで洗うとお金も高くつと思われる方もいるかもしれませんが、クリーニングに出すよりは値段が安く仕上がります。

 

コインランドリーの一般的な予算は、25kgから30 kgの洗濯機でだいたい1,200円から1,600円まで、乾燥含めると乾燥代500円から700円プラスして最大料金で2,300円です。

 

使用するコインランドリーによって、料金に差が出ることはあります。

 

クリーニングに出すと布団1枚3,000円から5,000円からかり、最低3,000円台として家族分の人数をかけると、1万円以上軽くこえてしまいます。

 

そこへ送料と抗菌の追加のオプション(1,000円から1,500円)を足すとさらに料金が増すことになります。

 

ふっくらと仕上がり消臭対策にもなる

※家で洗う場合、お風呂場で踏み洗いや洗濯機を使う、天気がいい日に干さなければいけない…、季節によっては、いくら晴れていても1日で中までしっかり乾くか不安ですよね。

 

コインランドリーの大容量の洗濯機なら、丸ごと洗って高温で乾燥させる乾燥機が、中までガス熱を行き渡らせて布団の高さが増してふっくら、ふわふわに仕上がります。

 

一緒に染み付いた汗や皮脂が混ざったニオイを一気に吹き飛ばしてくれます。

 

ダニを死滅させる

乾燥機のガス熱でダニが死滅させることで、アレルギー対策にもなります。

70℃くらいのガス熱の風を出す乾燥機にかければ、熱に耐えられずダニは死滅します。

 

天日干しだけは退治ができないダニは、コインランドリーなら効果があります。

 

デメリット2つ

持ち運びに困る

シングルサイズで1kgほど、軽い羽毛布団で2~3㎏の重さとボリュームがあって1枚持ち運ぶ姿も目立ちますよね。

 

持ち運び方が問題ですよね。袋に詰めて自転車か徒歩となると労力を使います。1日で終わらず日にちを分けて洗わないといけなくなります。

 

車があれば問題なくまとめて運べるので、車からコインランドリーまで布団を持っていくだけで済みますが、車がないと持ち運びは大変です。

 

布団の中綿が偏ったり・傷む可能性がある

布団の丸洗いで最も失敗が発生しやすいのは、

「中綿が偏り」と「縮んでぺったんこ」になる恐れがあります。

 

中綿の偏りの度合いが1ヵ所でごく小さな範囲(握りこぶしくらい)であれば、自力で戻せる可能性はあります。

 

実際に掛け布団の角にあたる部分に入っていた綿が偏ってしまい、自力で引っ張って戻しました。

 

運よく戻っただけなので、おすすめできる方法とは言えませんが、「小さな範囲」なら戻せる場合もあるということです。

 

また、偏りが手に負えないほどになっていたら触らずに布団の専用店で、綿を全て入れ替えるか打ち直す必要があります。

 

綿がぺったんこに潰れてしまったら、布団を新しく購入しなくてはいけないケースも、綿の種類によっては打ち直しで生まれ変わることもあるので、布団専問店に相談してみてくださいね。

 

コインランドリーで布団を丸洗いするコツと注意点

布団を丸洗いする前に、確認すべきことは何か?きれいに洗うコツ、そしてどんな注意が必要なのでしょうか。

 

洗えない布団がある

コインランドリーに行く前に洗濯表示をチェック徹底しまょう。

 

取り扱い絵表示で、水洗い可能か見分けて、手洗いマークと洗濯マークが付いているなら、家の洗濯機もokというこなので、コインランドリーも大丈夫です。

 

水洗いが不可になっていたら、洗わないでクリーニング店に依頼する方がいいでしょう。

 

ドライマークと手洗いは洗濯可能ですが、コインランドリーでは、中綿が傷むこともあります。

 

素材が何からできているかで、洗えないものを分けることができます。

『羊毛100%・ウレタン・真綿・シルク』の布団は洗うことができません。

 

『キルティングの加工がない』場合も、綿がよれて偏りが出やすいので、ご注意を。キルティング加工が施されていても、縫い目(マス目)が広いと綿が偏ることがあります。

 

洗える素材は「羽毛」「羊毛とポリエステル50:50」「綿」です。

羽毛布団の生地がシルク素材であれば、洗濯は不可となります。

 

傷むかもしれないけど、どうしても洗いたい方は、自己責任となりますので、洗えないことをご理解の上洗ってくださいね。

 

布団を洗うコツ

・必要なもの①→布団を縛るための「ヒモ」を準備しましょう。

・必要なもの②→ネット必ずしも必要ではありませんが、「羽毛布団を洗う」時はあった方ががいいかと思います。

 

しっかりとヒモで結ぶ

布団を洗いやすいように、ロール状に丸めて型崩れを防ぐために2~3ヵ所固定していきます。

 

途中でちぎれてしまわないように、ヒモの素材は「綿素材」がよいです。

 

大きめの洗濯機を選ぶ

布団専用の洗濯機があるのなら、そこに洗濯する布団を入れてくださいね。

専用の洗濯機がなくても、大きめのサイズを選べば丸洗いすることができますよ。

 

洗濯から乾燥が1台で済む洗濯機の場合は、大きめのサイズを選ぶようにしましょう。

洗濯槽に詰め込んだ時に、ジャストサイズより も余裕のある大きさの物を選びます。

 

型崩れが心配という方は、洗濯槽が布団で9割くらい占めるぐサイズをおすすめします。

ギリギリのサイズでは、乾燥で時間がかかる場合もあるので、できれば余裕のある洗濯槽がよいでしょう。

 

使用前に洗浄と消臭をする

洗濯ドラムの洗浄を行います。衛生面やどんな人が使ったかわからないと気になる方もいるかもしれません。

 

コインランドリーには、洗濯前にドラムを洗浄する機能が付いているので、消臭したい方は重曹を入れてみてください。

 

洗浄する水は、「電解水」という除菌効果のある水を使っているコインランドリーもあります。

 

洗浄が終われば、ドラム自体が除菌されニオイも気にすることなく安心して使えますね。

 

乾燥機の注意点

乾燥が十分に足りないと、生乾きの原因となりカビや臭いニオイ・シミを発生させます。

 

表面に熱があるから、乾いていると思いがちですが、中まで乾いていないケースは少なくありません。

 

布団の乾燥不足にならないようにどうすればいいのでしょうか?

 

ひとつは、洗濯槽に対して布団を詰め込みすぎる点、乾燥効果が半減してしまい乾きが不十分になることです。

 

遠心力をフル活用するためにも、ゆとりのある状態が中まで乾燥できます。

 

二つ目は、乾燥にかける時間が短くなり、結果的に生乾きになってしまいます。

乾燥機に布団を移す場合は、布団が乾燥機の1/3分のくらいのものがベスト。

 

布団を丸洗いしたら、乾燥機で「最低1時間」はしっかりと乾かしましょう。

羽毛の場合、水鳥の羽は完全に乾かしきらないと、のちに悪臭の原因になります。

 

自宅に持ち帰ってから天日干しすることで、さらに布団全体乾燥させることができます。

 

まとめ

コインランドリーで丸洗いするメリットは、クリーニングより安い・ふんわり仕上がって消臭効果も得られる・ダニを死滅できることです。

 

デメリットは、運ぶのに手間がかかること・中綿が傷む可能性があることです。

 

お使いの布団の取り扱い表示をチェックして、素材も見てからコインランドリーで洗えるか判断しましょう。

 

すき間がないと、汚れがまた布団についてしまうことと、乾燥に失敗する恐れがあるため、洗濯槽にはパンパンになるまで詰めないように注意しましょう。

 

家族全員分ともなれば労力がかかりますし、大変ですが、清潔になった後で寝る布団はふかふかで安眠できるはずですよ。

 

半年に1回~1年に1回、布団を長持ちさせるためにも、コインランドリーで1度汚れを落としてみてくださいね。