みなさん海にまつわる昔からの言い伝えがあることをご存知ですか?
私にとっては長期休暇で普段より釣りに没頭できる。趣味である釣りを満喫したい!と家族に話た所。
家族から「お盆に釣りをするのは危ない、それに何を考えてるの」と返事が…。確か幼い頃からお盆の海には行かないよう言われていたなと。
お盆の期間に海に入ってはいけないと、子どもの頃から両親から聞いたことがあるのではないでしょうか?私もあります。
お盆の期間中に海釣りをしていいのか、してはいけない理由があるのかをご紹介しましょう。
お盆の海釣りで避けるべき期間とは?
連休であるお盆の期間には、釣りを楽しもうと予定を組まれる方もいらっしゃるかもしれません。
海・川に行くのはやめた方がいわれる、その理由は「地獄の釜の蓋が開くや霊に足を引っ張られる…」など、その他にも迷信やいい伝えがあります。
海・川・水辺では、見つかってない遺体があって、供養のできない霊が多くいるからという話
があります。
そこから「足を引っ張られる」や「一緒に連れて行かれてしまう」という話に繋がっていると思われます。
「にわかに信じがたい」とお思いのあなたにご説明をしましょう。
理由を調べてみると霊や地獄のせいではないようで、水の事故の危険が増える時期だからという理由です。
釣りが好きな方もお盆の間は、最初から釣りをしないと決めている方・避ける方が多いようです。
8月13日~8月16日は、一般的にお盆の連休となっています。
地域によっては、お盆の時期が違う場合もあるので、あなたが住んでいる地域のお盆期間をチェックしてみてくださいね。
13日~16日の間は、海に出て釣りをしない方がいい期間とされています。
特に15日は海に大潮が発生するところが多く、水難事故が増えやすい可能性があります。
お盆は先祖が帰ってくる以外に、8月16日は「地獄の釜の蓋が開く」とも言われている日です。
この日は、悪いものが現世に押し寄せるといわれ、海に入ることが危険である理由の一つです。
お盆期間中は危険をともないますので、海には行かない選択をした方がいいと思いました。
お盆の海釣りはなぜ危険なのかを解説!
お盆の期間中海や川に行ってはいけないのか、その理由は、お盆には幽霊が出やすいとされる水に関する川や海へいかない方がいいとのこと。
《不殺生戒の期間》
昔からの仏教の五戒のひとつ「不殺生戒」と言って、お盆の期間は生き物を故意に決して殺してはならないという教えがあるのです。
虫や生き物を殺すこと、植物を伐採すること、は禁止とされています。
釣りをすることは生きた魚を殺すことになり、特に「水辺で生き物を殺す」行為は良くないとされています。
お盆の時期に精進料理を食すことの理由は、仏様に肉や魚をお供えはしないことからが始まりです。
精進料理とは肉・魚を使わずに野菜を中心とした料理で生き物を食べません。
生き物を殺してはならない所から作られた料理です。
《ご先祖様が帰ってくる期間》
お盆には亡くなった、ご先祖様が家に帰ってくる期間とされています。
お盆期間中に生きている動物、昆虫、海の生き物を殺してはいけないとされています。
それはなぜなのか?ご先祖様は生き物や虫に乗ってあの世から現世に帰ってくると言い伝えがあります。
お盆の間に命ある生き物の殺生は禁止されているのです。
生き物を殺すと、仏様の怒りに触れてあの世へ連れていかれると言う噂があります。
《クラゲの発生》
大潮がかさなり大波が発生する危険性が高く、成長したクラゲの大量発生で毒を持つクラゲが漂います。
お盆の期間に海に入ると毒のあるクラゲが多いという話を耳にしたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
《大潮が発生で土用波が危険》
お盆時期は大潮になる時期であり、この時期に「土用波」と言う大きな波が発生しやすくなります。
お盆は夏真っ只中ですが、こよみの上では秋になり、台風が発生し波に影響するとも言われます。
快晴であって波が来るような天気でなくても、土用波が発生することも。
突然何の前触れもなく大波や高波に襲われることがあり、子どもはもちろん海に慣れている大人でも大変危険なんです。
まとめ
昔からの言い伝えや仏教の教えを迷信と甘く受け止めてみるかは、あなたの考え次第になります。
実際にお盆の期間に海へ行くことが危険だということがわかりました。
ご先祖様が帰って来るお盆は、海に出かけず家族とのんびり過ごすのがよいかと思います。
釣りをどうしてもしたいという方は 、海難事故に気をつながらも、それでも海に行くならあくまでも自己責任で行ってください。
お盆の時期は猛暑なので、釣りをする際は、必ず水分補給をしっかり取り熱中症にも気をつけましょう。