子育て中のママであれば、大なり小なり誰でも一度は悩んだであろう“寝不足”。
慢性的な寝不足は、頭痛や吐き気・めまいなどの体の不調を引き起こすだけでなく、
思考力の低下や強い不安感など心のバランスを崩していく原因にもなります。
私自身、もうすぐ小学生になる息子。
ここまでの子育てを振り返った時、何が一番辛かったか問われるとダントツ夜泣きによる寝不足なんですね。
寝てばかりのハズの新生児の頃からまとまって眠ることなく一歳半で断乳するまでの間
一貫して2~3時間おきの夜泣きを続けてきた我が子…
今夜もまたろくに眠れないんだろうか…と思うと、夜が来るのが怖いとすら思っていたあの頃。
ぐっすり朝まで寝てくれるようになった今でもあの日々を思い出すと、暗く悲しい気持ちになってしまいます。
そんな辛い日々をどうやって乗り越えてきたか振り返ってみようと思います。
それでも頑張らないといけない
寝不足でフラフラで、気分もうつろ、何もやる気が出ない…
そんな気分の毎日でしたが、これではいけない!ボロボロの自分を奮い立たせ
私は頻繁に外出するようになりました。
自分のためにも子供のためにも、人と触れ合う時間を作るべくあらゆる子育て広場や児童館に通い詰めました。
もともと人と話すことが好きな私は大人と会話が出来るだけで気が晴れます。
たまに同じような寝ない赤ちゃんを子育て中のお母さんと出会おうものなら、
愚痴を言いまくり、お互い共感しまくり、ストレスを解消していきました。
子育て中の母さんたちは
寝不足の解消なんてそうそうできるもんじゃないんですよね。
他の誰かに乳飲み子の夜泣き対応を代わってもらうのなんて物理的に不可能なのですから。
愚痴を言ったり、共感を得たところで、眠れない日々は続きます。
でも女性は、悩み事を打ち明け得る時問題解決に向けた助言なんて求めてないんですね。
誰かに苦しみを共感してもらえる方がずっと気持ちが軽くなると思うんです。
日中そんな風に過ごしながら、そして夜は戦いながら、
私は何とか寝不足の日々をやり過ごしていました。
運命の出会い
そんなある日、私は家の近所であるお母さんと赤ちゃんに出会いました。
お互いの子供の月齢が近そうで声をかけたそのお母さんは、
マスクをして明らかにすっぴんそして親しみさえ覚える、目の下のくまー
「うちの子夜泣きひどいんですけど、どうですか?」
私の何気ない問いかけに、堰を切ったかのように話し始めるお母さん
その赤ちゃんは、まさかの1時間おきの夜泣きベビーだったのです!!
出るわ出るわ、夜泣きあるある話!
初対面なのに盛り上がりまくる会話!!
私は自分以上の寝不足の人に初めて出会って今まで感じたことのない親近感と安心感を感じました。
そのお母さんは、あまりに育児が大変で実家のお母さんが頻繁に手伝いに来てくれていたそうです。
そのため、いわゆるワンオペ育児を寝不足でやりきっている私に対して自分の苦労を差し置いて、褒めてねぎらってくれました。
私とそのお母さんはお互いに
「自分よりも大変な思いをしている人もいるのだから頑張ろう!」
そんな風い思ったと同時に
一番子育ての悩みを理解し合える、貴重な仲間ができたのです。
まとめ
今でも思い出すと辛くなる寝不足の日々。
ぐっすり眠る赤ちゃんをお育てのお母さんに妬み嫉みの感情すら生まれてしまう自分。
子育てをしていると自分も成長する!!
どころか、なんなら性格悪くなってしまったとすら感じてしまうこともあります。
でも辛い思いをした分、同じように寝不足で苦しいんでいるお母さんたちの気持がちが痛いほどわかるし、私自身、その後の生活で辛いことがあっても「寝不足の辛さに比べたら大したことないわ(笑)」とすら思えるのです。
「赤ちゃんの夜泣きなんて一生続くわけじゃないんだから」
なんて言われても、何の気休めにもなりませんよね。
今辛いんだから、今何とかしてほしい。
でも多分無理なんです。
だから少しでも前をむけるようなきっかけを見つけほしいです。
愚痴を言ったり、共感したり、仲間を作ったり、ギリギリでも、一日一日を凌いでいって
どうか世の寝不足お母さんたちが熟睡できることの幸せをかみしめる日が一日も早く訪れますように!!