室内犬に向く犬を飼いたいと思っても、どんな犬種を選べばよいのか悩んでしまいますよね。
超小型犬から大型犬まで、どの犬でも自宅で飼うことはできます。
この記事では超小型と小型犬に注目しました。
しつけがしやすいのか?無駄吠えをしにくい犬種はいるの?室内ですから臭いも気になりますよね。
今回の記事は、これから室内飼育で犬を飼いたいという方に必見、おすすめの室内犬と犬の寿命についてお伝えします。ぜひ、参考にしてくださいね。
おすすめの室内犬の種類
体重が8㎏未満で飼育スペースを取らない、しつけやすい、抜け毛や臭いをもとに5種類の犬をご紹介します。
不動の人気を誇る【トイプードル】
原産国 | フランス |
体高 | 23~28cm |
オス:メス 体重 | 3kg前後 |
性格&特徴
温厚な性格と人懐っこく、フレンドリーで賢くしつけやすいため、初めて犬を飼う人に飼いやすい犬種です。
物覚えが良いことからトレーニングを行いやすいです。
基本的にトイプードルは甘えん坊さん、しかし甘えの度が過ぎると、無駄吠えやいたずらが増え問題行動を起こすようになります。
しつけで叱ることがあるかと思いますが、繊細な部分もあるため、大きな声で叱ると怖がらせてしまう場合もあります。
そうなると、飼い主さんに怯えてしまうことも、誉めることも忘れずメリハリのあるしつけをしましょう。
ふんわりクルクルとした毛並みなので毎日のブラッシングは欠かせません。
そのため、定期的にカットする必要がありますが、色んなカットを楽しめますよ。
また抜け毛・体臭が少なくお世話をするストレスが少なく感じられるのが特徴です。
かかりやすい病気
白内障・椎間板ヘルニア・外耳炎・流涙症・関節リウマチなどがあります。
温厚でフレンドリー【シーズー】
原産国 | チベット |
体高 | 20~28cm |
オス:メス 体重 | 4~7kg |
性格&特徴
古くから人気のあるシーズーは、大人しくて社交性があり小さな子供から高齢者まで誰とでも仲良くなれます。
シーズーは理解力も高くしつけがしやすい犬種として有名です。
穏やかでおっとりとしているけれど、少々頑固な面もあるため、納得がいかないとなると指示を聞かなくなることもあります。
噛み癖や無駄吠えが少ないと言われていますが、してはいけないルールは子犬の時からしっかり学ばせるようにしましょう。
体臭が少ないこと、たくさん運動する必要がないので長距離の散歩をしなくても大丈夫です。
かかりやすい病気
気管虚脱・皮膚病・熱中症・角膜炎・外耳炎・緑内障などがあります。
毛並みが7回変化【ヨークシャー・テリア】
原産国 | イギリス |
体高 | 20~23cm |
オス:メス 体重 | 2kg~3.1kg以下 |
性格&特徴
ヨークシャーテリアに多い言われる性格とは、先祖がねずみ狩りで活躍していたなごりから、活発で運動好き、子供の遊び相手に向いています。
社会性もあり、飼い主に従順でとても利口な犬です。
広い飼育スペースも必要もなく、抜け毛もほとんどないことから、育てやすいことでも知られていて、初心者に向いていると言えます。
しかし、テリア全般にある気質が、勇敢ゆえに自己主張が強く負けん気が強い、しつけの際に忍耐力が必要、よく吠えるなどが挙げられます。
甘やかさない程度にしつけていくことが大事です。
7回ほど色が変化する毛並みは、宝石のように美しいとされていて、見た目も愛らしくチョコチョコ動く姿は癒されるでしょう。
かかりやすい病気
尿石症・皮膚疾患・気管虚脱・膝蓋骨脱臼(パテラ)・水頭症などがあります。
スタミナ抜群【ミニチュア・ピンシャー】
原産国 | ドイツ |
体高 | 25~30cm |
オス:メス 体重 | 4~6kg |
性格&特徴
小さな体に似合わずエネルギーにあふれていて、活発かつ好奇心旺盛、家族には情が深いピンシャー、子供が好きなことから子供がいるご家庭でも飼いやすい犬種です。
遊ぶのが大好きで体力は大型犬並みとも、たくさん遊んだ後は、体を揺れたタオルで丁寧に拭いてあげましょう。
少し人見知りで甘えん坊な一面がありながら、忠誠心が強いため、甘やかさずにしつけることが犬のためになります。
人見知りは知らない人に対して、攻撃的な面を持ち合わせますが、しつけで乗り越えられるため、飼い主さんとの絆も深まるでしょう。
また、自分より大きな犬にも立ち向かう程、勇敢なことから番犬にも向いてると言われています。
華奢な体なため、高い場所からジャンプさせると足腰に負担がかかるので気をつけてください。
かかりやすい病気
大腿骨などに異常が原因で起こるレッグ・カルベ・ペルテス病・皮膚炎・落下による骨折・椎間板ヘルニア・尿石症などあります。
アーモンドアイの瞳【ミニチュアダックスフンド】
原産国 | ドイツ |
体高 | 30~35cm |
オス:メス 体重 | 5kg以下 |
性格&特徴
土の中にいるアナグマを狩るための狩猟犬として、巣穴に入りやすいよう胴長短足の体型に改良されました。
陽気で好奇心旺盛な性格で、頭も賢く人懐っこく甘えん坊、個体差にもよりますが、初対面でもすりすり体を寄せて遊んでアピールをする子もいます。
寂しがり屋さんな性格の一面も持っている子も、また人見知りで神経質な子もいますが、初心者でも飼いやすく家族の一員として迎えやすい犬種です。
甘やかしすぎるとワガママになってしまうことも、勇敢な性格から知らない人に吠えやすい傾向があります。
元々の猟犬ということから吠える気質を知った上でしつけを行うようにしましょう。
垂れた耳と愛らしい顔と似つかず、体全体が筋肉質で引き締まった体型をしているのも特徴的です。
かかりやすい病気
ヘルニア・逆さまつげ・外耳炎・白内障・皮膚病などがあります。
室内犬の寿命はどのぐらい?
犬の寿命には人間と同じように、ストレスや体調管理、運動、飼育環境によって寿命は変化します。
犬種別に寿命の違いがありますが、犬は1年で人間の17歳に相当します。
世界ギネス記録に残っている最長寿の年齢が29歳の雑種犬がいました。人間なら200歳という驚きの年齢です。
犬の平均寿命は14歳くらいとされていますが、体の大きさで寿命に違いが表れます。
近年では、室内飼育が主流になってきたことや ペットフードの品質向上、医療の進歩によって、寿命が長くなってきた要因があります。
おすすめの室内犬で紹介した「トイプードル・ミニチュアピンシャー・シーズー」は小型犬に、「ヨークシャーテリア」は、超小型犬に分類されます。
記事で紹介した5種類の犬の平均寿命
- ミニチュアピンシャー・トイプードル12歳~15歳
- ミニチュアダックスフンド 13歳~16歳
- シーズー 15歳
- ヨークシャーテリア 14歳~16歳
超小型犬(マルチーズ・ポメラニアン・チワワ)などの寿命は、平均15歳くらいとされています。
小型犬(トイプードル・ダックスフンド)などの、平均寿命は14~15歳くらいだと言われています。
飼い方次第では、さらに長生きできる可能性もありますよ。
大型犬は9歳~13歳の寿命とされ、大型犬に比べてなぜ寿命が長いのかはっきりしていません。
子犬から成犬になる成長のスピードは速いけれど、その後は緩やかに老化が進むと考えられています。
寿命の長さはあくまでも平均的な数字であり、間違いなく個体差は生じてきます。
健康に気遣っていても、突然病気にかかり防げない病気はあります。
平均寿命まで生きることができなかった時、飼い主さんがご自身を責めてしまう必要はありません。
長寿の秘訣は?
- 食事の管理
- 定期的な健康診断
- 避妊・去勢をする
犬種によってかかりやすい病気がどんな種類のものがあるのか、把握しておくことも重要です。
健康な時こそ定期的に検診を受けていると、わずかな異変に気がつくことができて、早期発見に繋がります。
避妊・去勢している犬は、手術をしていない犬に比べて寿命が長いとも言われています。
将来的に子犬を産ませることを考えていないのであれば、避妊・去勢することをおすすめします。
なぜなら、若いうちに手術をしていると生殖器の病気になる確率を下げられるからです。
人間が食べる味つけのある食べ物は当然禁止ですし、欲しがってもあげないこと。
体に必要な成分が入ったフードを選び、肥満にならないように健康管理をしてあげましょう。
肥満は病気のもとになり、寿命にも関わってくるので、体調管理をしっかりと行うこと、また、散歩で刺激に触れることはとても大事です。
まとめ
人間で例えると同じ顔の人がいないように、犬の性格も犬種によって傾向はありますが、それぞれ個体差で性格が違います。
一緒に生活を始めて見えてくる愛犬の性格もあります。
犬を飼う時は、家族構成や愛犬にどんな条件を重視するかよく考えて犬種を選ぶようにしましょう。
犬の寿命は昔に比べて延びてきたとはいえ、人間より先に寿命がきてしまうのは避けられない現実です。
限られた寿命をまっとうしてもらうためにも、
毎日の健康管理や食事・散歩でなるべくストレスのない環境で快適に過ごせるように生活作りをしてあげてくださいね。