ペットショップでかわいい柴犬の子犬を我が家に迎え入れ家族となって、新しい生活が始まる嬉しさが沸き上がりますよね。
子犬のもとものと性格はあるけれど、飼い主のしつけ方で犬が変わるといいます。
噛んでくることが多くなってきて、噛む癖がこのまま続いて成犬に成長して大丈夫なのか?心配になるものです。
トイレのしつけも小さな子犬のうちに教え込むことが大事です。
- 噛むのが癖になるようなら叱るのが吉?
- トイレのしつけかた
今回は、柴犬の子犬が噛む理由と対処の仕方、室内で飼う場合のトイレのしつけ方について調べてみました。
噛むのが癖になるようなら叱るのが吉?
子犬が飼い主または家族に対して噛んた場合は言葉や態度で示す必要がありますが体罰は許されません。
柴犬だけにかぎらず子犬の時期には、どの犬種にもみられるよう噛む(甘噛み)行動はみられます。
子犬の間に噛む癖がついたまま成犬になると、頑固な噛み癖となってしまうと最悪手がつけられなくなり大変です。
噛む理由もさまざまで、どんな時に噛んでいるのか飼い主さんがよく観察してください。
軽くフガフガと噛んでいる「甘噛み」から、「本気噛み」をさせないために「子犬の時期」にしっかり対策をとりましょう。
子犬が噛むには理由がある
- 本来犬が持つ習性
- 歯の生え変わる時期
- じゃれて興奮した時
- 触れられたくない
- 噛んで飼い主の気を引きたい
他にも好奇心、見知らぬ人に警戒して噛む、驚いて思わず噛む、恐怖心から噛むこともあります。
本来犬が持つ習性
犬は産まれてから母親や兄弟犬とのコミュニケーションのなかで舐める、噛む行動を自然と学びます。
そして、動くものを追いかけて「捕まえる=噛む」習性があります。
歯の生え変わる時期
乳歯から永久歯に生え変わる頃(生後4~7ヶ月)は、歯茎がムズムズして痒くなるため、周りにあるものを手当たり次第にガリガリと噛んでしまいます。
家具やスリッパ、柱、ゲージなどを噛むので、代わりに「オモチャ」や「噛んでも構わないもの」を渡しましょう。
出来れば、愛犬が届かないように極力床やテーブルに物を置かず噛ませない環境を作ることも大切です。
じゃれて興奮した時
子犬同士でじゃれ合いを通して相手の反応を見て、力加減を知り調整できるようになるのでどの程度噛むと痛いのか理解できるようになります。
飼い主さんとボール遊びなどで、じゃれているうち興奮してしまい「カプッ」と甘噛みすることはどの子犬も起こり得ます。
遊びの中や好奇心の現れから噛んでしまうこと自体は悪気がなくやっています。
触れられたくない
私たち人間にも触られたくない場所があるように、子犬にも今は触れないで欲しい時があってもおかしくないですよね。
犬には急所(触れられると苦手な場所)があるため、そこに(鼻先・耳・足・しっぽ)触れたことで噛む場合もあります。
「触らないでって言ってるでしょ」と噛んで表しているのかもしれませんね。
噛んで飼い主の気を引きたい
もっと遊びたい、かまってもらいたい、飼い主に甘えたい気持ちから「甘噛み」をしてしまうケースがあります。
飼い主とスキンシップを取りたいがための行動でもありますが、ここは噛まれても応じないようにしましょう。
こちらが反応してしまうと子犬は噛むと遊んでくれる、噛めば気を引けると勘違いして学んでしまいます。
生まれつきの脳の異常で噛むこともあります。愛犬の噛み癖が変だなと感じたら、病院や専門家に相談することも大切です。
子犬期に噛まないしつけをする
飲み込みが早くしつけを教える機会が多くなる子犬期、生後7ヶ月頃まで社会性を学ぶのに適しています。
そんなに痛くもないからと「甘噛み」を放っておいてはいけません。放置して直る可能性はほぼ0に等しいです。
本気噛みをして人に怪我をさせてしまったら一大事です。
将来的に噛み癖が染み付かないように子犬期にきちんとしつけておくことが無難です。
しつけの仕方を誤ると逆効果になってしまい、噛み癖を助長してしまいます。
- 低く強い声でNo!ダメ!痛い!
- その場から立ち去る
- 知らんぷり(無視)をする
- 社会性を学ばせる
低く強い声でNo!ダメ!痛い!
甘噛み以外にもいけないことをしたら、可能な限り低い声を出しながら力強く「No!」「ダメ!」「痛い」と伝えてください。
噛まれた瞬間に思わず声をあげてしまいがちですが、子犬は飼い主が喜んでくれたと勘違いしてしまうので気をつけましょう。
また、高い声に反応して興奮して再び噛みにいってしまう場合もあります。
言葉は「短く」。家族と相談して統一しておくとよいでしょう。
繰り返して覚えていくため、甘噛みされる度に「低いく力強い声」対応するうちに子犬は学習していきます。
噛んだらその場ですぐに叱ることが鉄則です。
後からと叱ると、どうして叱られているのが分からないからです。
その場から立ち去る
低い声をだしても効果がない場合は、目も合わせずに声もかけずに立ち去ります。
たとえ、遊んでいる途中であっても中断して上記のように振る舞います。
そうすると、愛犬は部屋に残されるため嫌なことが起こると記憶します。
5分くらいたってから部屋に戻ってかまいませんが、すぐに子犬に声をかけたり、触れたりはせずに普通に過ごしてください。
知らんぷり(無視)をする
どんなに軽い甘噛みをされても、背中を向けて知らんぷり(無視)をします。
しつこく吠えてきたり、じゃれて飛びついてきても知らぬ顔で完全に無視を徹底してみてください。
柴犬は無視れることは「悲しい」「辛い」と感じるため、噛ことはいけないことであると理解していきます。
社会性を学ばせる
柴犬は警戒心が強いとされる犬種で、子犬期に
家族以外の人やほかの犬と触れ合いを持つことで社会性を学ぶトレーニングができます。
いろんな音、人や犬と触れあわせる環境をつくると、警戒心が和らぎ噛み癖をしない性格に成長させることが期待できます。
体罰は絶対にしない
愛犬に「怒鳴る」「たたく」などの行為は、威嚇や恐怖心を与えもってのほかで悪影響しかありません。
体罰は負の連鎖しか生まない状況にり、噛む→たたく→恐怖を感じる(子犬は身を守るため)威嚇→再びたたく(更なる恐怖を与える)が繰り返されることになる。
噛みつきが酷くなる一方で、上の矢印のように大きな恐怖を作ると飼い主と子犬の信頼関係が成り立たないどころか崩壊します。
のちに良好な信頼関係を再構築していくことは難しくなります。
※愛犬の名前を呼んで叱ることも絶対にしてはいけません。
「名前を呼ばれる=何か怒られる」と考えてしまうからです。
ストレス発散させる
家の中で遊ぶ時間を増やしてみる、遊ぶことが大好きなので飼い主ともっと遊びたい!そう、願っています。
たくさん遊び満足させてあげれるとストレス解消にも繋がります。
散歩で歩く行く以外にも、広場やドッグランなど自由に走り回るのもいいですね。
トイレのしつけ方
家に迎えたら一番始めにするしつけとして行うのは「トイレトレーニング」、トイレはしつけの中で基本中の基本です。
子犬がトイレで上手く排泄ができるようになるまでかかる月数は、トレーニング開始から早い子で2~3ヶ月、1年はかかると心構えをしてください。
飼い主さんが、イライラせず心に余裕をもって気長にトイレが出来るようになるまで教えてあげましょう。
まず、始めにトイレの場所をどこに配置するか決めます。
トイレの設置場所を決める
以下の3がポイントです。
- トイレと寝床の距離を離す
- 落ち着ける場所に設置
- 1度決めたトイレの場所は変えない(トイレはサークルで囲う)
寝床の場所を決めたら次はトイレをどこに配置するか決めます。
最初に決めた配置場所はトイレを覚えるまでは変えないように!
犬はもともときれい好きであるため、寝床の近くで排泄すること好みません。
犬の中でも特に柴犬はきれい好きで神経質な傾向もあるので、できるだけ「寝床」と「トイレ」は離して確保しましょう。
トイレと寝床の距離があまりに近いとトレーニングにつまずく原因になります。
扉の近くなど人の出入りや音がうるさい場所では、落ち着いて排泄することができません。
部屋の隅(壁側)、落ち着ける場所に設置をしましょう。
場所とニオイをセットで覚えるため、トイレの位置が変わると柴犬は混乱してしまいます。
サークルで仕切りを作る
サークルがあることで柴犬にとって安心できる空間になります。ここは安全だからねと愛犬に教えてあげれますね。
トイレシーツや新聞紙をサークル内全体に敷き詰めて完成です。
トイレのサインを見極める
犬が排泄をするタイミングというのは、だいたい寝起き・食後・遊んだ後にトイレに行く習性があります。
飼い主が愛犬が排泄しそうなタイミングを見極めてトイレまで誘導してあげてください。
トイレに行きたいサインのひとつに、急に起きてクルクル回ったり、動きがソワソワ落ち着かないことがあります。
排泄が促す声がけとして、「ワンツー、ワンツー」や「シーシー」と言葉と排泄を関連づけて覚えさせます。
サークル内でうまく排泄ができたら、サークルの外に出してからほめてあげてください。
毎日トレーニングの積み重ねが最終的に自力で排泄ができるようになります。
粗相をしても絶対に叱らない
トイレを覚えるまではシーツを敷いた場所以外にも粗相してしまいますが、叩いたり叱ることはやめましょう。
例えばトイレでなく床で粗相をしました。
この時、叱られたとします。
(柴犬の気持ち)→「オシッコをしたから怒られた」
飼い主は床でオシッコしたことに対して叱っているだけでも、柴犬にはそのことを理解するができません。
排泄そのものがいけないと誤解をしてしまうと同時に、怒られた、たたかれたことで恐いと思うようになります。
どうして怒ってるんだろう?ご主人の近くでオシッコをするといけないとインプットされて、別の場所で隠れて排泄をして悪循環になります。
まとめ
柴犬が噛みやすいかは個体差がありますが、子犬期に「噛む」のは最初に学ぶコミュニケーション、生きていく上で必要であり自然なことです。
なぜ噛んでいるか見極め、甘噛みが多い子犬期は訓練するチャンスです。
代わりに噛んでもいいものを渡すなど、飼い主さんが曖昧な指示を出さずに、しっかりと態度で根気強く教えることが鍵となります。
子犬期からトイレトレーニングをつづけることで排泄のコントロールが可能になります。
タイミングを見てトイレまで連れていき、声かけて排泄ができたらほめることが一連の流れがです。