家事をしながらエクササイズができたら、毎日忙しい主婦は効率的なダイエットができるでしょう。掃除や洗濯、買い物などやることは途切れず、かなり体力を使っているはずなのに、どんどん体重が増えてしまう悩みは多くの人が抱えているもの。
何かしたくても時間がない人は、これから家事をしながらエクササイズを意識してみませんか。毎日の作業の中でちょっとした工夫をするだけで、カロリー消費量が増える可能性があります。
料理中のエクササイズ
一日の中でも、過ごす時間が長いキッチン。料理の支度や洗い物など、やることはいつも山積みになっています。料理は立っている姿勢が多いので、家事しながらエクササイズしやすい特徴があります。料理する時は、次の動きをこれから意識してみましょう。
つま先立ち
食器を洗う間や炒め物をしている時などは、ただ立っているだけでなくつま先立ちになりましょう。最近は「つま先立ちダイエット」として話題になることもありますが、下半身を意識した運動なので美脚を目指す人にもよいかもしれません。
つま先立ちはふくらはぎをメインに、筋肉に適度な刺激を与える効果が期待できます。筋肉の働きが活発になると、ふくらはぎのむくみ予防にもメリットがある可能性も。
お腹に力を入れる
多くの人に共通する、お腹のたるみに関する悩み。腹筋のエクササイズは、どうしても辛くて続けられないケースがよくあります。
また家事を頑張りすぎて腰痛になってしまう人もいるため、腹筋だけを意識した運動は抵抗があるかもしれません。そんな時にオススメなのは、料理中の腹筋です。
しかしきつい運動でなく、ただ腹筋を意識してお腹に力を入れているだけでもよいのです。これだけでも腹筋に刺激を与え、楽に運動できる可能性があるでしょう。
また普段から腹筋を意識していると、自然とお腹をへこませられるようになるので、薄着になる季節も体型をすっきりとさせるコツになるかもしれません。
姿勢を正しくする
いつも同じ姿勢で家事や仕事をしていると、体の一部に負担がかかり肩こりや腰痛の原因になりやすいでしょう。とくに専業主婦は、意識してエクササイズしないと運動量が不足してしまいます。
料理中は姿勢を正しくして胸を張り、背中を丸めないように意識してください。猫背になると、お腹のたるみの原因になってしまうリスクも。キッチンで立ち仕事をしている間は、背筋をピンと伸ばしてみましょう。
掃除しながらエクササイズ
家事しながらのエクササイズは、掃除でかなり運動できる可能性があります。床拭きや掃除機など、あらゆる動きがあるので普段使わない筋肉を活躍させるチャンスです。
コロコロで腕の運動
簡単にカーペットのホコリやゴミを吸着できる、通称コロコロ。床に膝をついてコロコロを使う時は、できるだけ腕を左右に伸ばすように心がけ、二の腕のたるみや筋肉強化の運動を行うのもひとつの方法です。
窓拭きをするように左右に大きくコロコロを動かし、その時は腹筋も意識しましょう。もっと運動効率を高めたい時は、腕だけでなくお腹や下半身など、全体的なエクササイズに焦点を当ててみてください。床拭きも同じで、できるだけ大きい動きにすると運動量が増えるでしょう。
掃除機でヒップアップ
家事しながらエクササイズする時は、掃除機を使う場面も有効的に活用してください。掃除機は最近軽量タイプが増えていますので、とても楽な作業になりつつありますね。
掃除機を使う時は、片足でバランスよく立ちましょう。慣れてきたら片足に体重をかけて、数秒間そのままの姿勢をキープ。前後しながら片足立ちになると、ヒップアップにメリットが期待でき、スキニージーンズも抵抗なく穿けるようになるかもしれません。
お風呂掃除
掃除の中でも水回りは何かと手間がかかり、とくに浴槽の掃除は中を覗くような姿勢になるので大変です。お風呂場の掃除が疲れるのは、それだけ体力を使っているため。
上手く筋肉を使えば、家事しながらエクササイズできる可能性があるでしょう。浴槽や床をゴシゴシとこする際は、スクワットでやってみてください。
太ももの運動に効果が期待できますので、すっきりとした体型になりたい時によいかもしれません。また壁をこする際も、立ったり座ったりを繰り返していけば、自然にスクワットが続けられます。
洗濯しながらエクササイズ
洗濯は毎日山のように溜まり、天候が悪くなるとあちこち干す場所を変えなければならず、ストレスになりやすいですよね。洗濯は頻繁に行うため、家事しながらエクササイズも一石二鳥でできます。
干す前のウェイトトレーニング
洗濯した衣類が入ったカゴは、水で濡れているのでかなりの重さがあります。引きずってベランダまで持っていく人は、洗濯カゴをウェイト代わりにして家事しながらエクササイズしましょう。
前屈するように前かがみになり、洗濯カゴを両手でしっかりと持ち、お辞儀した姿勢で胸の位置まで持ち上げて床に戻します。数回繰り返したら、次は立った姿勢でカゴを持ち、腕を前後に伸ばしたり閉じたりしましょう。
この運動は洗濯物を干す前に数分間やると、ついでのエクササイズで腕や腹筋運動になります。
スクワット
洗濯物を干す動作は「カゴから洗濯物を取り出して干す」の繰り返しで、しゃがんで立つ動きがとても多くなります。この動きを上手く活用すると、家事しながらエクササイズとしてメリットが期待できるでしょう。
洗濯物を干す際は、スクワットをするつもりでやってください。背筋をまっすぐ伸ばした状態で、腰をそのまま下ろします。この時に、膝を地面につけないよう耐えてくださいね。洗濯物を1枚とったらそのまま立ち上がり干して、姿勢を維持したまま次の洗濯物を拾います。
まとめ
家事しながらエクササイズは、意識することがまず大切です。そしてバランス感覚が重要になる運動の際には、とくに気をつけながらエクササイズをしましょう。
何気なく動いてしまうと、本来使えるはずの筋肉も活躍しにくいもの。家事は毎日することなので、ながらエクササイズが自然と続けられるはずです。
これからは家事をすることもエクササイズも、自分にとって必要なものになり、毎日掃除や料理のモチベーションもアップするかもしれません。