4月上旬を過ぎてくると、穏やかな風に吹かれながら、青空を泳ぐ鯉のぼりの姿はとても華麗ですよね。
最近は住宅事情の関係で、庭先で大きな鯉のぼりを見かけることが減ってきたように感じます。
景観・騒音・安全面から鯉のぼりの設置を、禁止するマンションもあるのですが、中には布団干しはダメだけど、鯉のぼりはokの所もあります。
なので、お住まいのマンションの管理人さん、または管理会社に尋ねてみてください。
マンション住まいの方で鯉のぼりをどの場所に飾ろうか、悩んでいませんか?
外で設置できる場所は唯一ベランダなので、端午の節句を前に鯉のぼりを飾りたいなと、一体どんな基準で選べばいいのかな?
【生地の素材・耐久性で値段が違うの?】
鯉のぼりに使われる生地は、ポリエステル製とナイロン製の素材からできています。
この2つの素材が選ばれる理由は、どちらも、軽くて耐久性に優れているからです。
ポリエステルの特徴として、耐久性が約5~8年と長く使用できるところ、その分値段が高くなります。
ナイロンの特徴として、耐久性が約1~3年と短めですが、ポリエステルよりもお求めやすい価格で販売されています。
おなじポリエステルで作られていても、撥水加工があると劣化しにくくいことかは、値段が変わってきます。
あと、価格が決まる上で「細かい装飾や色付けがある」と「職人さんの手で描かれたか、機械でプリントされたか」です。
【ベランダ用を購入するのに必要な予算額】
ベランダ用に設置する鯉のぼりの販売価格は「1~10万円」と値段に開きがあります。
1~10万円と幅が広いものの、一番人気のある価格帯は「3万円前後」のものが売れ筋です。
高いものでビックリするような値段で、なんと!100万円の鯉のぼりまであるんです。
ベランダに飾るので、常に外の外気にさらされるために、値段が高いですが耐久性に優れた方を購入するのもいいですね。
何年くらい鯉のぼりを飾るかにもよって、価格だけでなく耐久性の年数を考慮して選ぶのも、ひとつの基準として選択しやすいでしょう。
他には、「ベランダ用の鯉のぼりの大きさはどのぐらいあるのか」や「購入する際の注意点について」ご紹介します。
ぜひ、参考にしてみてくださいね。
大きさはどれぐらいが一般的?
鯉のぼりには、おおまかに屋外(庭)用、ベランダ用、室内に飾るタイプの3つに分けられます。
- 屋外(庭)用のポールタイプは「1.5~6m」
- 屋外(庭)用のスタンドタイプは「1.5~8m」
- ベランダ用の鯉のぼりは「1~2m」
- 室内用の鯉のぼりは「1m以内」
このように、一般的にベランダ用に飾る鯉のぼりの大きさは「1~2m」になります。
「1~2m」という長さは、鯉のぼり(本体)一番大きなお父さん鯉(黒鯉)のサイズを示します。
購入する際は「1~2m」のものを選ぶようにすると、あなたの住むマンションのベランダに合うものが見つかりますよ。
【ポールの種類は2タイプのみ】
鯉のぼりを設置するのになくてはならないもの、それは「ポール」。
・スタンドタイプ
「ポールと水袋の重石とスタンドの土台がセットになったもの」
ポールにプラスにして、スタンドが必要になるため、金具式よりも高めになります。
ポール自体を斜めに傾けることができるため、床から手すりの外側に向けて調節すると、広いスペースが取れます。
・金具で固定タイプ
「ポールをベランダの手すりに金具を取りつけて固定する」
工具を使って固定する必要がありますが、その分値段は安くなります。
※金具はセット売りで販売されていないものもあります。ご注意ください。
ベランダ用の鯉のぼり設置には、「スタンドタイプ」や「手すり(柵)に取りつける金具固定タイプ」があり、どちらも需要があり人気です。
鯉のぼり購入の際の注意点
数多い注意点ではありませんが、購入前に2点を確認してから鯉のぼりを選ぶとよいですよ。
【メジャーでベランダから手すりまでの距離を調査】
飾る位置や鯉のぼりのサイズを確認してから購入するようにしましょう。
まず、メジャーでベランダの窓から手すりまでの距離を測ります。
例えば、測った距離が1.5mあれば、最大1.5m の鯉のぼりを設置することが可能です。
設置前に360度全ての方向から風が吹いても泳げるようにしましょう。
周辺に電線(電柱)・木など障害物がないことを確認してください。
ポールの長さはベランダサイズでも2m以上ありから、上の階に当たらないように気をつけましょう。
布団を干している場合に、鯉のぼりが当たって、傷をつけてしまうこともあるからです。
鯉のぼりは長さがあるため、風が吹いていない時、ベランダの外側に鯉のぼりが垂れてしまったら、下の階に届いてしまう恐れもあります。
また、お隣さんのベランダに鯉のぼりが、風向きの加減でなびくと、迷惑をかけてしまうこともありますので、気をつけましょう。
鯉のぼりでご近所さんとトラブルの発端になんて事になることもあります。
【金具付きか、そうでないか】
「手すり(柵)に設置するタイプ」には金具が必要です。
「金具付きのセット売り」を購入した場合は、準備する必要ありませんが、「金具が付いてない」時は安全性のために、金具を購入してください。
金具には「T形の金具」「手すりの外側(内側)につけるタイプ」など、取り付けると安定感が増します。
「手すりの外側(内側)につけるタイプ」は、格子のベランダにも、取り付けが簡単に出来るようになっています。
金具はインターネットで検索すると、簡単に出てくるため、すぐに見つかりますよ。
実物を手にとってからじゃないと、不安だわと言う方にはホームセンターで入手ができます。
落下防止のためにも、しっかりと固定されていると、「風が強い日落ちないかな?」という心配がなくなります。
まとめ
鯉のぼりは、「素材・耐久性・装飾の細かさ・サイズ」で値段が異なります。
マンションのベランダのサイズには、「1~2m」の鯉のぼりが適しています。このサイズであれば、ほとんどのベランダで使用することができます。
鯉のぼりに、金具がセットで付いてない時は、「専用金具」の取り付けをしましょう。
時代は流れても、親がこどもの成長と健康を想う気持ちは同じですね。