お風呂のお湯は何日変えなくて大丈夫?

節約

一回入浴した後の残り湯ってみなさんどうしていますか?

 

各家庭でお風呂のお湯を何日使っているのか、インターネット上で多かった意見は、「毎日お湯をはり替える派」「2~3日に1度はり替える派」でした。

 

残り湯に関しては

・洗濯に

・掃除に使う

・追いだきをして使う

 

一番長い方でお湯をはり替えるまで、7~10日というケースがありました。

 

お湯を長持ちさせる対策に使用しているものが、「皮脂をとり除いてくれるも」のを浮かべたり、「菌の繁殖をおさえる金属」を入れて、使用している。

 

本来は毎日水を変えるのは「理想」ではありますが、しかし 、水道代やガス代の光熱費を考えると…。

 

節約の意味もあり、翌日くらいならお湯を変えないくてもいいかなと、我が家は2~3日に1度掃除をするようにしています。

 

毎日お湯はりをしている方からすると、2日以上お湯を放置していることに、ビックリした反応と共に

 

「気持ち悪いから毎日替える」

 

「残り湯は汚いと思うから洗濯に使い回そうとも思わない」とのことでした。

 

お湯を毎日替えない大きな理由としては、節約やエコの観点かと思います。

 

うちと同じ2~3日に1度の頻度の友人家族も、水道代を節約するため、残り湯は2~3日使うと話していました。

 

家族の人数によって何日で入れ替えるか

各家庭それぞれ入浴のルールも違うみたいで、「先に全身を洗ってから湯船に浸かるところ」や「先に湯船に浸かって汚れを浮かせてから体を洗うところ」があるそうです。

 

・2人だから、数日はそのまま使う方

・子供が部活で汗だくで帰ってくるから、毎日替える

・5人家族で最後に入った時には、お湯が汚れることが多いので毎日替える

・家族全員、体から髪の毛まで洗ってから入浴するため、数日入れ替えない

・赤ちゃんが生まれる前までは、数日使っていたが、菌が心配で赤ちゃんが生まれてから毎日替えている

・夏の時期は毎日入れ替えて、冬場は数日利用する

 

など、家族の人数や状況により、さまざまなようです。

 

お風呂掃除をする人が、お湯のはり替えるタイミングを判断していることが多いです。

清潔の基準は人それぞれだと感じます。そして、家族が数日使っても気にしないと言うなら、2~3日使ってもいいと思います。

 

季節でわけるなら、汗をよくかく「夏は、お湯を毎日はり替える」、「冬は、長くて2日間の活用が好ましい」です。

 

他には

 

・お湯が臭い時は、どうする?

・お風呂のお湯を節約するのは?

 

と気になったことを調査してみました。

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お湯が臭い時は変えた方がいい?

寒い季節は水が冷たくて、「今日はお風呂洗わないといけない」と思いながらも、サボってしまう日があります。

 

毎日水を入れ替えている方には考えられないと言われそうですが…。

 

結局洗う予定から2日が経過、つまり4日目のお風呂です。

 

3日目をこえて追いだきした時のお湯の状態は、沸かしたてのお湯を洗面器で混ぜていると、「んっ?何だろこのニオイは、浴槽からぷーんとお湯がくさい…。」

 

上手く例えることが出来ないのですが、なんともいえないニオイがする。

 

ちょっと浸かる分には大丈夫だろうと我慢できないほどでもなかったので、湯船で温まりました。

 

このように、お湯がくさい時点で「雑菌が繁殖」している証拠なのです。

 

結果、汚いお風呂に浸かりましたが、健康面に影響はなく、皮膚も大丈夫でした。

 

私が大丈夫だったからといって、ニオイのするお風呂に入浴することを進めているつもりはないですよ。

1日置いたお風呂には菌がいっぱい!?

細菌の増殖数をご覧ください、入浴後に1日置くとお湯の中にいる菌が、なんと!数千倍にも膨れ上がります。

 

入浴人数が多くなるほど、数値は増加傾向に。

入浴前      入浴直後     一晩置く

・2名      40          110           250,000
・3名      40          360           290,000
・5名        80          2,700     1,200,000

細菌数:1mL当たりの細菌の個数。

培養検査によって算出。

 

引用:衛生微生物研究センター

 

一晩でこんなにも菌が増殖していたとは、想像もつきませんよね。

菌が繁殖する要因とお湯に潜む菌たち

菌が増えていく一番の理由は、私たちの汗や皮脂、たんぱく質や垢をエサにして、繁殖しニオイが出る原因を作り出します。

 

体から出た皮脂などは菌にとって、養源の宝庫となり、どうしても雑菌が増えていくのです。

レジオネラ菌とは?

温泉施設でレジオネラ菌に感染して人が死亡したという、ニュースをみた記憶がありました。

 

病気で体の抵抗力が弱いや赤ちゃん・高齢者の方は、レジオネラ菌に感染すると「レジオネラ菌肺炎」にかかり、重症化すると死亡することもあります。

大腸菌

肛門についた大腸菌が、お湯に浸かることが原因で増えます。

 

なぜなら、大腸菌はお風呂の温度では死滅しないからです。

 

人間や哺乳類の大腸にいる常在菌、o-157を聞いたことがありませんか?

 

o-157は「病原性大腸菌」といい、食中毒の原因菌の中で、毒性が強い特徴を持っています。

 

私たち人の場合、大腸以外の血液などから菌が侵入すると病原体に変わり食中毒を起こす。

 

大腸菌には種類があり、ほとんどの菌は「無害」です。

カビ

お風呂場で菌といえばカビが思いつきますよね。カビは天井や壁あちこち繁殖します。

 

天井にカビがあると、水滴と一緒に浴槽に落ちてカビが入ります。

ブドウ球菌

人間の皮膚や口の中に普段からいる常在菌で、抵抗力が落ちると、皮膚にできるわずかな傷から感染して、皮膚病を引き起こす原因です。

入浴するだけなら大丈夫

菌について怖い話をしてきましたが、湯船で使って温まる分には問題はありません。

 

多くの菌は、人間と共存して生活を送っていますので、通常であれば病気にかかる心配はなく、雑菌だらけのお風呂に浸かるのは衛生面、気持ち的にいいものとも言えないです。

 

追いだきは、お湯が温まると同時に菌の増殖が盛んになるため、できるだけ、溜めないでその日に使うのがいいのかもしれませんね。

ただし、抵抗力のない赤ちゃん・高齢者の方は感染するリスクがあり、また、アレルギー・皮膚疾患をお持ちの方も感染するリスクがあるので、衛生管理はしっかり行うようにしましょう。

お風呂のお湯を節約するワザ

シャワーで済ますより、温かい湯船に浸かると1日の疲れが和らいでいくのは、やっぱりお風呂ですよね。

 

寒くなる季節はお風呂に浸かると、体の芯まで

ポカポカあったまって夢心地。

 

しかし、毎日の入浴で光熱費が倍近く跳ね上がります。冬が近づくにつれて、特にガス代がいたい出費になります。

 

高くなるのは仕方ないと分かってるんですけどね…。なるべく安くできる方法はないのかと、これから節約術をご紹介します。

給湯式と風呂釜のガス代の差、給湯でお湯をはるとお得

お湯を浴槽にためる「給湯式」水から沸かす「風呂釜」を比べてみると。風呂釜よりも給湯式の方が安くなります。

 

※条件

水温15℃ お湯40℃ 浴槽 200L

 給湯式 風呂釜
68.1円 79.0円

 

引用:東京ガス

 

お湯になるまでの時間

  • 給湯式8.1分
  • 風呂釜35.2分

※ガス1日、1回365日で算出、年間3987円節約になります。

シャワーのお湯を節水

一般的に、浴槽いっぱいに溜まる平均量は200Lと言われていて、シャワーを15~16分間流し続けると、約180Lと浴槽一杯分までなります。

 

つまり、シャワーを1分間出しっぱなしにすると、約12Lものお湯を使用することになり、普段より1分間縮めるだけで、ペットボトル約6本分の節水になります。

 

シャワーを1分短縮すると3.8円浮き、4人家族だと年間で5.532円の節約に!驚きの金額です。

可能であれば家族順番に入浴していく

家族が多いと仕方がないし、帰宅時間が異なると難しいこともあると思いますが、何度も追い焚きをすると、その分ガス代・電気代がかかります。

 

1回の追いだきで、3.9円かかるため、1日1度追いだきにするだけで、ガス代年間1.426円お得に。

こまめにフタをしめると節約に

お風呂のフタをせずに放置すると、1.5℃温度が下がるそうです。こまめにフタをするだけで、1日5.2円と年間1.902円お得に。

 

さらに保温シートを使うとよりいいかもしれませんね。

 

引用:数字の引用東京ガス

まとめ

残り湯はどうするか家族で話し合ってみましょう。

 

安全面・衛生面のからは、毎日入れ替えるのが望ましいです。

 

残り湯は一回の使用で、雑菌が繁殖していきます。

 

お湯を何日か使いたい時は、除菌できるグッズの利用をおすすめします。

 

浴槽をきれいに掃除しても、配管に菌が残っているため、配管掃除もすることで、菌の増殖が軽減できます。

 

節約術を使うと賢く節約できて、光熱費がお得になりますよ。