世の中に数え切れないほど、いろんな種類のダイエット方法があります。
野菜はダイエットにおいて欠かせないですよね。
体にも美容に効果がある野菜をたっぷり摂取したらダイエットに良さそうだし、痩せるイメージを持ちますよね。
野菜はカロリーが低くダイエットに向いていると言えますが…。
しかし、間違った方法で行うと、次第に代謝の質が落ちて痩せにくい体質になります。
ダイエットとしている時は、食べる量を減らしたり、カロリーを抑えてしまいがち、そのため栄養不足からバランスに偏りがでます。
食事を野菜だけにすると「逆効果」になり、継続するうちに痩せることはできません。
野菜だけ食べると、落とし穴が潜んでいます。
カロリーが低いから、食べると痩せられると思いがちに、確かに野菜だけ食べると一時的に痩せて効果が得られます。
なぜなら、カロリーが高い食べ物や糖質やたんぱく質を食事から摂取しなくなるためです。
野菜自体に栄養素がしっかりとあっても、体に必要な栄養分が行き渡らずどんどん不足します。
たんぱく質不足から、体のだるさ、肌荒れ生活に支障をきたすほど体調を崩してしまっては、健康的に痩せることからほど遠いものになります。
野菜がダイエットに向く理由
- 食物繊維が豊富である
- ビタミン、ミネラル、ナトリウム、カリウム、葉酸などの栄養が含まれている
- カロリーが低い
野菜しか食べないダイエットは痩せられない!?
タンパク質は野菜の中にもわずかに含まれているものもあります。
体に必要な分量ではないため、野菜ばかり食べ続けついると、タンパク質不足に陥ります。
ダイエットには欠かせないタンパク質は、大切な栄養源なのです。
タンパク質が不足すると、次のような症状が体に出てきます。思い当たるところはありますか?
- 肌荒れがおこる
- 体がだるくなる
- 疲れやすくなった
- 髪の毛が抜けやすくなる
タンパク質はお肉や魚や大豆製品に含まれていて、ダイエットを成功させるためには、取り入れてほしい栄養です。
筋肉を作る重要な役割はタンパク質が鍵を握ります!筋肉と脂肪って、どっちが先に落ちていくかと言いますと…。
脂肪よりも筋肉の方がカロリーを消費していき、筋肉の元になるたんぱく質が足りないと、筋肉量が落ちてしまい、代謝が低下するため、脂肪も燃焼されなくなってきます。
野菜中心にする食生活をおくると、普段通りの食事に戻った時にリバウンドが起こります。
他にも
- 本当に野菜を先に食べると痩せられるの?
- 夜ご飯に野菜中心に食べるといいの?
をお伝えします。
野菜を先に食べるだけで痩せられる?
健康番組でダイエットには、野菜から食べると痩せられると放送されていたことがありました。
実際にはどうなんでしょうか?医療が日々日進月歩するように、健康に関しても情報は進化していきます。
野菜を先にたべると痩せるはホントなの?
食事のさいに、最初の一口目を野菜から先にたべると痩せられるというのが、「食べ順ダイエット」です。
例えば、「しょうが焼き、サラダ、ご飯」のメニューだと、食べ順ダイエットでは、「サラダ→しょうが焼き→ご飯」の順番で食事をします。
しかし、野菜から食べるだけのダイエットでは、効果は得られません。
先に野菜をたべると良いと言われる理由は、血糖値の急激な上昇を防ぐことが出来るからです。
お米をたべると血管の中を糖質が通ります。この時、インスリンが分泌されて炭水化物(糖質)を運び、脂肪細胞に貯金して溜めていき、脂肪に変化します。
血管で糖質がいっきに流れてくるため、流れてくるだけ吸収されやすくなり、最後は全部体内に吸収されダイエットにはなりません。
野菜をしっかりと噛み砕き、そしゃくをすることで、満腹中枢が刺激を受けて、食事量を抑えることができるということなのです。
糖尿病予防など健康にはいいことなので、野菜から食べるということは、日常的に取り入れても大丈夫です。
血糖値を上げる野菜は太る?!
野菜なら何を食べても血糖値の上昇を予防してくれると思いますよね。実はどんな野菜を食べてもいいってわけではないのです。
野菜だからと大丈夫!だろうと、食べ過ぎてしまうと…余分なカロリーを摂ってしまうことになります。
糖質が多く含まれていると、脂肪として蓄積しやすく、血糖値がはやく上がります。
土の中で育った野菜は、でんぷん質や糖質が多くて野菜の中でも、ジャガイモ・カボチャ・さつまいも・里芋は太りやすいとされています。
他には、トウモロコシは糖質を意外と多く含んでいます。
ダイエットに向きの野菜
水分が多い野菜食べるとお腹にたまりやすい「大根」「キュウリ」「レタス」「トマト」「玉ねぎ」
- 食物繊維をたっぷり含んだ「キャベツ」「モロヘイヤ」「アスパラガス」「ブロッコリー」
- ビタミン、カリウムがいっぱいの「アボカド」「モヤシ」「白菜」
- 葉もの野菜は糖質が少なくて便秘にいい「ほうれん草」「小松菜」の野菜を選び積極的に食べていきたいですね。
ご紹介した野菜を食べるときの注意点が2つあります。
野菜の吸収率の高め方
ひとくち食べたら最低30回は意識して噛みましょう。野菜が細かくなると、胃腸で消化する時に、負担のかかる度合いが変わります。
生野菜には、生からし取れない酵素が含まれていますが、食べすぎると体の内側から冷えてしまいます。
サラダを食べる前は、室温に戻して食べるのをオススメします。
代謝がおちる=太りやすい状況になる。
そのため、スープや温野菜など、温かい調理法で食事をとることを心がけましょう。
温かいものは、血流を良くして冷え症と代謝を上げる助けをしてくれます。
良質な油入りのドレッシングを選ぼう
油や塩分が多いドレッシングは避けて、塩分カットや低カロリーのドレッシングを選びましょう。
同じ油でも質のいいオリーブオイルやえごま油などは、脂肪の燃焼を高めてくれます。
夜だけ野菜中心にたべるのはどう?
1日の活動の始まりで朝食はたくさん食べて、夜は体をあまり動かさないため、エネルギーは少なめにしてもいけます。
夜ご飯のカロリー摂取を減らすと、メリットがあります。夜だけ野菜のダイエットにすると、カロリーがだいぶ抑えられます。
夜野菜だけに置き換えると痩せますが、そのポイントはこちらです。
1日トータルの食事で、たんぱく質が足りないと、食事のバランスがくずれて痩せずらくなります。
夜に野菜中心に食べるなら、朝とお昼にお肉、お魚、卵、大豆製品、チーズのたんぱく質を忘れずにしっかりと食べましょう。
いろいろな野菜やキノコや海藻を取り入れて、食事を抜く選択肢を考えるより、野菜をたくさん取る。
3食全てを野菜だけにする、極端なダイエット絶対にしないでくださいね。
どうしても、野菜だけでは物足りない場合には、ご飯を半減させましょう。
苦にならないようにしないと、続けることが難しくなります。
食べられないことで精神的にストレスが加わると、継続できなくなるからです。
夜だけ野菜中心に食べるのは難しいときは、週に1食置き換えてみるといいです。
いつもより野菜を1品増やす方法などで、負担にならない程度で行うようにしましょう。
その日の体調によって、「体がだるいなー」「最近疲れが抜けない」ってときは、たんぱく質が足りてないサインかもしれません。
その日はたんぱく質から先に食べるといいですよ。
例えば、「豆腐」をいれた野菜スープの中にある豆腐から食べます。
なぜ、夜野菜中心の食事にたんぱく質を取り入れるのか?
夜にたんぱく質を取ってはいけない決まりはありません。
朝と昼のうちにたんぱく質が十分足りているなら、夜たんぱく質はカットしても大丈夫ですが、今日は足りてないと感じた時には、摂取をオススメします。
不健康になって痩せ細るのではなく、メリハリのある体になるためには、健康あってのダイエットです。
まとめ
野菜ダイエットは、トータルの食事量を極端にセーブすることのないようにしましょう。
大豆製品や魚などに含まれるたんぱく質は、意識して摂取することが大切です。
野菜しか食べないダイエットは、良くないことは事実です。
野菜だけ先に食べることは、血糖値のコントロールが出来るだけで、ダイエットには繋がりません。
無理は禁物です。自分の体調に合わせて、野菜ダイエットに取り組みましょう。