子供が産まれると、1歳になるまでは行事がたくさんあります。
もちろんその家庭の考え方や地域のやり方などは異なりますが、どの行事も子供の健やかな成長を願って行われるものばかりです。
中でも生後100日を祝って行うのが、お食い初めです。初めてお食い初めを迎えるママはやり方がよく分からなくてお困っているのではないでしょうか?!
お食い初めも行われる理由がしっかりとあります。
今回は、お食い初めのやり方や、理由など紹介します。是非参考にしてくださいね。
お食い初めとは?!
乳歯が生え始める生後100日頃に、『一生食べる物に困りませんように』という願いを込めて行う行事をお食い初めと言います。
もちろん家庭によっては全員集まれるのが生後90日しかない…ということもあります。
お食い初めをする時期は、大体で構いません。無理に生後100日の平日に行うものでもありませんのでご安心くださいね。
お食い初めで準備するものは?
お食い初めでママが準備するものは、『お食い初め膳』です。
お食い初め膳は一汁三菜と決められています。
お食い初めプランといって、お食事処でも予約できたりしますので忙しいママはそちらも考えてみると良いかもしれません。
お店で予約すると、料理を出してもらえるだけではなく、記念撮影やケーキも出してくれるところもありますよ。
祖父母や曽祖父母も集まって大人数でする場合は、大人の食事を準備するのも大変なので、お店の方が楽かもしれません。
しかし、子供にとって初めての食事なのでやっぱり手作りが良い!というこだわり派のママもいるかと思います。
私もその一人です。我が家も子供のお食い初めのときは、お食い初め膳を旦那さんと一から手作りしました。
まず、準備するものは『鯛』です。やはりお祝いごとに鯛は欠かせませんよね!
鯛は尾頭つきの大きな立派な鯛を準備しましょう!
写真映えもしますし、何よりうるさい義母に『こんな小さな鯛でかわいそう…』なんて愚痴を言われないようにしましょうね(笑)
次は『お赤飯』です。こちらもお祝いごとには欠かせない一品です。
赤い色は、古くから魔除けの意味があるとされてきました。子供たちに災が起きないようにとの願いを込めて食べさせるのです。
『お吸い物』も準備します。具は、蛤です。我が家は国産の蛤にこだわりました。市場まで出向き、大きな蛤を選んできた覚えがあります。
もちろん中国産の蛤も多くスーパーなどで手に入ります。一年中販売されているのでいつでも買えますよ。
蛤には良縁の意味があります。子供にとって良い伴侶に出会えますようにという願いを込めて食べさせましょう。
『煮物』も準備します。筑前煮の作り方で大丈夫です。
しかし、具材は飾り切りをすることをおすすめします♪レンコンを花の形に切ったり、にんじんはねじり梅にしたりしましょう。
やり方が分からない方は、クックパッドやyou tubeにも載っているので参考にするとできますよ。
ちなみに我が家は旦那さんの方が器用なので、スイスイと作っていました(笑)みなさんのご主人も意外とこんな作業が得意な人がいるかもしれませんよ~。
レンコンには先を見通せるように、里芋には子宝に恵まれますようにという意味があります。
『香の物』も付けます。これは、スーパーで売っているもので十分です。
きゅうりや人参などの香の物を準備しましょう。
そして最後に準備するものが『石』です。これが一番重要かもしれません?!
そこらへんに落ちている石ではなく、神社の石を借りてきましょう。
石は歯固めの石として使います。これには、石のように硬く丈夫な歯になるようにという願いが込められます。
石の代わりに地域によっては梅干しを準備するところもあるようです。
お食い初めで食べさせるとき…
お食い初めで子供に食べさせる真似をする人は、そのとき集まっている人の中でも最年長の方にお願いします。
これは長寿にあやかるという意味からです。最年長者の膝に赤ちゃんを乗せて食べさせる真似をします。
我が家は義父が最年長者でしたが、膝が悪く抱っこできないのでバウンサーに子供を座らせたままで食べさせました。
お食い初め膳で食べさせる順番は、お赤飯が最初です。
お赤飯→お吸い物→お赤飯→鯛→お赤飯→お吸い物→お赤飯→煮物→お赤飯→お吸い物→香の物→お赤飯→お吸い物→歯固めの石→お赤飯→お吸い物→お赤飯
この順番です。
私の義父は、紙を見ながら間違えないように進めていました。もし不安な場合は、そのようにされることをおすすめします。
まとめ
意外と準備が大変!と思ったママもいると思いますが、子供のことを考えながら料理を作ると楽しくなってきますよ♪
是非旦那さんと協力して作ってみてくださいね。
最近ではガーランドなどの装飾も流行っています。SNSを参考に、かわいらしい雰囲気を作るのも良いかもしれません。
みなさんのお子さんたちが健やかに成長されることを願っています。