子どもの入園・入学をきっかけに空いた時間を「家計のために少しでも余裕を持たせたいな」、とパートを始める方も多いのではないでしょうか?
子育てしながら、休みの融通が利きやすい職場や自宅から近い職場に勤めることができたら嬉しいですよね。
稼げるようになると家計も助かります。
今回の記事では、上手にパートと両立していけるオススメの仕事や扶養内で働ける方法をお伝えします。
主婦におすすめのパート特集
パートを選ぶ基準として、小さい子どもがいる方は、子どもが急に熱を出してしまってお迎えや休まなくてはいけないということもあります。
パートを選ぶ際、家事に支障がでないよう『休みやシフトの融通が利く職場』『短時間の勤務は可能か』『平日のみの勤務』『自宅から近いか』など主婦にとって重要なポイントだと思います。
ここから、主婦におすすめのパートご紹介していきます。
- コンビニ
- スーパー
- 事務・病院の受付
- 軽作業
- コールセンター
コンビニ
働く人の年齢層はさまさまで、店舗内に出勤する人数も多くないこと、シフト制であれば自分の生活リズムに合わせてシフトを入れたりできます。
短時間から働けるのもメリット、午前中やお昼を過ぎた時間帯が主婦に人気があるようです。
子どもが帰ってくるまでの間や家事が一段落してからという具合に、たとえば10時~13時の3時間のシフトで雇ってもらうこともあります。
レジの接客から商品の品出しや検品作業などが主な仕事内容です。
特別な知識の必要もないため、気軽に応募がしやすいところが人気なのかもしれませんね。
必ずといって良いほど普段利用しているため、業務内容や職場の雰囲気もあらかじめイメージすることができます。自分の生活圏内で、気負わず始められる仕事の一つです。
またコンビニはどこにでもあるので、自宅から近い勤務地が見つかりやすいです。
スーパー
スーパーのパートの中で、レジ打ちとお惣菜作りは主婦におすすめです。
レジ打ちは、最初覚えるまで大変ですが慣れてくるとテキパキできるようになります。
スーパーによってレジの機械が違うかと思いますが、最近では商品をスキャンしてカゴに整頓したら、あとは自動精算機に案内するだけの作業になります。
あとは、お客様自身が代金を支払いますので、お釣りの渡渡し間違いの心配もいりません。
レジ以外の作業をしなくていいことや、レジが暇な時間帯は、カゴの整理やレジ袋を畳んだりしますが、他の仕事より覚えることも少ないため、始めやすい仕事だと思います。
お惣菜づくりは、野菜をカットする工程もなく、レシピ通りに作るので普段の家事が生かされますね。
和洋中とお惣菜のバリエーションも豊富なので、料理のレシピの参考にになります。
主婦の方が多く働いている傾向があり、人によりますが、同じ主婦どうしで家事の相談や子供の相談もし合えます。
パートがたくさんいるので、シフトも交代制で時間の融通効き、短い時間から働けます。
仕事終わりに、そのまま買い物を済ませられますし、お肉や魚が安い日当たればお得に買い物ができます。
事務・病院の受付
事務経験がある方・wordやExcelなどのパソコンスキルがある方におすすめです。
さまさまな業務を任されますが、ブランクがあっても、経験したことがある方は感覚が戻るのが早いでしょう。
オフィスの場所によっては、通勤に時間がかかる場合もあるかもしれません。
小さい企業で働いてしまうと、時間の融通が利きにくい傾向があります。
病院の受付は、事務よりも作業する量が少ないため、エクセルやワードが出来れば大丈夫です。
シフトも午前中だけや、午後からと都合もつけやすいです。
事務と病院の受付の共通点は、基本的に土・日・祝日は休みのところが多いです。
予め予定が分かっているので、予定が組みやすくなりますね。
またゴールデンウィークやお盆・お正月もお休、個人病院の場合、長期休診するところもあります。
職場によりますが、子供の学校行事や急な体調不良に対応してもらえらえる可能性もあるでしょう。
座って仕事ができますし、空調や設備が充実していて、残業の少ない事務職は人気の仕事です。
軽作業
シール貼りや梱包、仕分け・商品の検品行い、荷物の積み下ろしなど、食品の分野であれば製造や加工・調理業務など任されます。
未経験OKな募集も多数あり、時給が高めというのも見逃せないです。
自分の持ち場で、自分のペースで進めることができ、黙々と作業をしたい方に向いています。
接客の要素もなく、仕事に集中して取り組むため、人間関係に悩まされることも少ないです。
土日休みが多いことも、スケジュールの調整がしやすく、1日2時間からの短時間勤務も受け入れてもらえ無理なく働けます。
コールセンター
コールセンターでは、着替えがないため普段の服装と髪型に制限がない職場なので、ジーンズにスニーカーなど動きやすい服装で出勤が可能です。
未経験でも最初に1ヶ月ほど研修が行われ、電話応対の基礎からしっかり学べてサポートがあるので安心して仕事が行えます。
年齢幅広くいろんな方がいる中でも、主婦の割合が多いようで、また短時間で高収入に繋がるパートです。
コールセンターのスタッフは大体数十名以上いて、人が多いからこそ急用で出勤できなくても、お休みがとれたりするので家庭優先で勤務しやすいという点です。
パソコンについてはタイピングができれば問題ないかと思います。
自由にシフトが組めて、週3回だけ働きたいという希望も通りやすいです。
主婦のパートで扶養内で収めるにはいくらまで?
働くなら扶養内で最大限の収入を得たいですよね。
扶養内の範囲で働く方がいい?
初めに扶養の種類として、税金と社会保険上の扶養の2つがあり、税金は「住民税と所得税」が該当します。
一定の収入を越えてしまうと、扶養から外れ配偶者控除を受けられず、社会保険料も払う必要が生まれます。
扶養内に収まれば、もちろん配偶者特別控除を受けられて、所得税・住民税の納税額が少なくなります。
社会保険に関しても、国民年金の第3号被保険者になり、保険料の納付義務がなくなること、また夫の健康保険に加入できます。
扶養内で働くということは、『扶養控除が受けられる範囲の中で働く』という意味です。
2020年1月、所得税に対して税制改正が施行され、扶養控除が受けられる金額(ライン)が変更されました。
金額は変わりましたが、内容は以前と変更はないです。
2020年税制改正で「扶養に関わる変更点」について以下の表示になります。
■変更内容
年収103万円の場合 | 2019年 | 2020年 |
基礎控除 | 38万円 | 48万円 |
給与所得控除 | 65万円 | 55万円 |
※給与所得控除は、給与の収入金額によります。
「基礎控除は38万円から48万円」「給与所得控除は65万円から55万円」と変わりました。
基礎控除は10万円増えた分、給与所得控除は10万円下がって、新しく変更後の金額を計算すると103万円の壁に変更ないことがわかります。
103万円・106万円・130万円・150万円の壁について一度は耳にしたことがあるかと思います。
仕組みが複雑そうで分かりにくいですよね。その違いを見比べていきましょう。
103万円
103万円以内であると所得税がかからないと言われています。
夫の配偶者控除は38万円受けられますが、住民税と所得税が引かれます。
夫の勤め先で配偶者手当などが受けられる条件に103万円以内と会社もあります。
103万円超えると自身で所得税を納めるラインになります。
主婦がパートで扶養内で収入を得るなら、103万円までがおすすめです。
106万円
106万円も超えても配偶者特別控除は、満額38万円を受けることが可能です。
その分、住民税・所得税は引かれ従業員が501人以上いる勤め先では、社会保険料をしはらわなくてはいけません。
130万円
130万円を超えると夫の扶養をから抜けることになり、住民税・所得税に加えて保険料が引かれます。
年間129万円ギリギリなら、社会保険料を引かれずに稼ぐことができます。
ただ、夫の配偶者特別控除は満額38万円は受けることはできます。
106万円・130万円
この額までは、パートナーの扶養の範囲内ということで、配偶者の負担はありません。
を超えると国保や国民年金・社会保険への加入する必要がでてきます。
150万円と201万円
150万円のラインを超えると、夫の年収に応じて配偶者特別控除は段階的に減らされ、夫の税金(所得税・住民税)などが高くなります。
手取り額を一番に考えた時、社会保険の加入が発生しない範囲で働く方がいいでしょう。
201万円以上になると、配偶者特別控除そのものが受けられなくなります。
保険を払うことで、退職後にもらえる年金の額が増えるメリットがあり、また雇用保険を受け取ることができます。
勤め先が保険料の半分を負担してくれますので、必ずしも損する訳ではないかと思います。
働き損をしたくない理由で、扶養を外れたくない、扶養内でという考え方は個々の価値観によるものですから、条件に見合う仕事を探すのがよいですね。
求人情報に「扶養OK」「主婦歓迎」などと記載されている場合、扶養内で勤務できるよう考慮してくれる職場の可能性が高いです。
扶養内で働きたい旨を、履歴書に明記しておくとよいでしょう。
まとめ
「空いた時間を有効に使いたい」「家計の足し」などの理由でパートを探すと思います。
希望の条件を整理して探してみましょう。家庭との両立で働く時間が短くても、チャレンジできる職種はありますから、安心してください。
扶養内で所得税・住民税がかからずに働くには103万円以内に収めること。
年収の壁を気にせず働くとは可能ですが、社会保険の加入や扶養から外れてしまうルールもあります。
106万円の場合「社会保険に加入」、130万円の場合「扶養から外れる」150万円の場合、「夫の税金が段階的に上がる」です。
手取りが減り働き損にならないために、ご自身の年収の希望額やご主人の年収額を元に計算しましょう。