バスタオルはリメイクする方法がたくさんありますので、捨てるのはまだもったいないと思ったら、アイデアを振り絞ってみませんか。
バスタオルは利用頻度が高いので、ふちのほつれや生地が薄くなる、また色褪せなど色々な劣化の仕方があります。しかしタオル生地としての機能はまだまだあるので、なんとかして使い続けたいと思う場合も。
そんな人にオススメなのが、バスタオルのリメイク術です。たとえボロボロになっても、別の場面で新しく生まれ変わり活躍してくれます。
バスタオルを洋服にリメイク
シルクやポリエステルと違うのは、バスタオルは抜群の吸水性がある点です。ふんわりとした肌触りで、夏はタオル生地の掛布団など、あらゆるところで使える素材ですよね。
またバスタオルがリメイクしやすいのは、サイズが大きいため。では古くなったタオルを、洋服にリメイクするアイデアをご紹介しましょう。
ラップドレス
お風呂上りにサッと羽織れるバスローブ。わざわざ買うほどではないけれど、1枚あると便利です。バスタオルのリメイクをしたい場合にオススメなのが、バスローブのような使い方ができるラップドレスです。
サマードレスのようにストラップをつけて、体全体を覆うように筒状に縫います。胸の部分にゴムを入れて、キュッと絞るようなデザインに。
ラップタオルは入浴後、タオル代わりに使うこともできますし、吸水性が高いので夏の部屋着としても活躍します。タオル生地は肌触りがとてもよいので、快適なガウンに変身してくれるでしょう。
子供のズボン
バスタオルのサイズは、子供用のズボンにピッタリです。汚れてもすぐに洗えますし、タオル地はしっかりとしているので、激しく動き回る子供にもよいかもしれません。
ズボンはウエストゴムで、簡単に着脱できるタイプがオススメ。ピッタリと型紙を合わせて生地をカットしてもよいですが、ざっくりとお手持ちのスウェットパンツに合わせて裁断するのも可能です。
タオルパンツなら洗い替えが便利で、カラフルな色や可愛らしい柄など、個性的なズボンに仕上がるでしょう。ロングやショートなど、長さも色々とお楽しみください。
プールタオル
プールに行く時に、子供が必ず使うプールタオル。既製品は1,000円以上するので、古くなったバスタオルをリメイクして節約しましょう。
大判のバスタオルなら、あえて裁断する手間もなくそのままサッと縫うだけ。ウエスト部分にゴムを入れて、上手く調整してください。
または縫いしろ部分を、ボタンで閉じるようにデザインするのも方法です。これなら1枚のタオルとしても使えますし、プールタオルとして着替えでも使えます。古いタオルはほつれが目立つので、縫う際はきちんと修理しておきましょう。
バスタオルを寝具にリメイク
バスタオルのリメイクは、ふんわりとした独特の使用感を活かして、寝具として使うこともできます。タオル素材の寝具は年間を通して人気がありますが、とくに汗をかく梅雨時期や真夏は、たくさん替えがあったほうが安心ですね。
昼寝用の掛け布団
大判バスタオルは大きい生地をそのまま使い、昼寝用の掛け布団としてリメイクできます。お裁縫が面倒な人は、そのまま古いタオルを使ってもOK。
オシャレにしたい場合は、タオルのふちをカットしてほつれを取り除き、幅広のバイアステープで縁取りしましょう。可愛らしい柄のバイアステープもありますが、綿のプリント生地を使ってオリジナルのバイアステープを作るのも可能です。
タオル地の色とコーディネートして、子供用の掛け布団やひざ掛けとしても使えます。
枕カバー
大判バスタオルなら、2枚くらい作れる枕カバー。通常の枕カバーだと、ひんやりとして肌触りがよくないと感じる場合がありますが、タオルなら優しく肌に触れて快眠にもメリットになるかもしれません。
枕カバーは、簡単に袋状に縫うだけ。マジックテープを取りつけて、枕に巻きつけるのもよいでしょう。これならサイズが自由自在に合わせられるので、洗濯すれば家族で共有できます。
枕カバーは長年使用していると、生地の色褪せなどで汚れが目立ちます。タオル生地なら何度洗っても丈夫なので、とても使いやすいでしょう。
敷きパッド
使わないバスタオルがたくさんある場合は、何枚かつなげて敷きパッドを作りましょう。夏は汗をかくのでベッドのマットレスにも吸収されて、カビや雑菌の不安もありますよね。
タオル生地なら吸汗性も通気性もあるので、寝具としてよいかもしれません。大きなバスタオルを敷布団の大きさに合わせて枚数を調整し、ミシンで縫い合わせてください。
バイアステープで縁取りしたり、コーナー部分にゴムを取りつけたりすれば、ベッドパッドにもなります。
こんなところでも再利用できる！
バスタオルのリメイク技は、アイデア次第で色々な場面で再利用できます。使い道に困ったら、次のリメイク方法にもぜひチャレンジしてくださいね。
バスマット
バスタオルのリメイクとして、簡単でしかも利用頻度が高いのはバスマットです。吸水性が抜群で丈夫なので、バスマットには最適な素材。
そのままカットして、厚めに折り畳み縁取りするとよいでしょう。また手芸が得意な人は、メッシュ状のすべり止めマットを使って、紐のように細く裂いたタオルを結びつけてバスマットにするのも可能です。サイズが大きいため、キッチンマットとしても使えます。
ハンドタオル
柄の綺麗なバスタオルは、掃除に使うのはもったいないですよね。ブランド名が刺繍されたタオルは、せっかくなのでカットしてハンドタオルにリメイクしましょう。
縁取りはバイアステープ、もしくはタオル生地を二つ折りにしてミシン掛け。ボタンやリボンなどをつけて、オリジナル作品をデザインしてみましょう。
ハンドタオルサイズはキッチンタオルとしても活躍しますので、頻繁に交換が必要なところで再利用してください。
ポケットハンガー
タオル生地を折り、ポケットのようにミシンで縫い込んで、ハンガーに取りつけるだけです。歯ブラシやくし、剃刀など洗面所で使うものを収納するポケットとして便利。
タオルなので汚れてもすぐに洗えますし、水回りで使うものは吸収性があるので安心でしょう。リボンをつけておけば、折り畳んでコスメ入れとしても使えます。
ストレッチボール
ヨガや筋トレのクールダウンで使用するストレッチボール。太ももの下や腰の下に入れて体を伸ばすこの道具も、バスタオルのリメイクで作れます。
大判タオルを細長く丸め、つぶれないように頑丈にしておきましょう。段ボールなどで芯を作り、タオルで包み込むのも可能です。
ストレッチボールは数千円するタイプもあるので、ダイエットやエクササイズをする人にはお得なツールになりますね。
水筒カバー
水筒や冷えたペットボトルは、水滴が気になります。タオルで細長い筒状のポーチを作り、ストラップを取りつければ水筒カバーの出来上がり。
名前シールやリボンなどをつけて、自分好みに仕上げてくださいね。凍らせたペットボトルのお茶も、タオルでしっかりとくるんでおけば保冷できます。夏はバスタオルのリメイク作品で、いつも冷たいドリンクが楽しめるでしょう。
まとめ
バスタオルは愛着が湧くアイテムのひとつです。多少のほつれなら我慢して使っている人も多いはずですが、リサイクル技を活用すると古いバスタオルにも新しい命が吹き込まれます。
ボロボロのバスタオルは、掃除用になるケースが一番多いと考えられます。しかし少しだけ手間をかけると、立派なタオル製品に変身するもの。
日常生活のあちこちで活躍するタオル生地で、今度は何を作るかとリストを作ってみませんか。
